午前2時30分。雨は上がってる。
今日は、昨年クロダイを釣った橋脚打ちからスタート。
計4つの橋を順に打ってく。
1本目、何もなし。
2本目、ここは昨年クロダイを釣ったポイントなので、期待は高まる。
が、何もなし。
3本目、何もなし。
4本目、いよいよ最後。
何も起きない…。だよね…。
駐車場に戻る途中に、2本目の橋脚を通り過ぎようとしたが、ふと気になり、キャスト。
いい場所に決まった。
少し流し込んでリフトすると、水面に反応が!
ロッドを煽ると、魚の手応え!
ついに来たか!
いや!弱い!
昨年と同じで、クロダイか…と思ったら、エラ洗い!!
暗くて遠いから判別できないけど、まさかの小さめのアカメ??
ドラグが出ることもなく、スルスル寄って来る…
残念。
そうだとは思っていたけど、シーバスでした。
大きく場所移動。
昨年の実績から低評価のポイントだが、豪雨の直後だと考えるとこのポイントが良い気がする。
満潮で足場も水没しているが、ウェーディングして橋脚打ち。
ルアーはエアオグル。
全く反応がない。
昨年もここで一番時間を使ったから、ここは何も起きないことは分かってるんだけどさ…。
もう夜明け前直前、うっすら明けて来た。満潮からの下げ。流れは効いてる。
いい場所にキャストが決まる。
リフト&フォールを数回したところで、大きなゴミが流れて来たので、絡まないようにルアーの回収に入ると…
ガチン!
(重い手応え)
バシャバシャバシャ!
(水面で激しく暴れる)
アカメだ!
近縁種のバラマンディは散々釣ったが、まさに同じ感じ。
遂に、やった!
二年越しの思いが実り、アカメと一本の糸で繋がった。
この糸の先にずっとこの手に抱きたかったアカメが…。あとは手繰り寄せるだけだ。
しかし、その直後、思いは儚く、
ふっ
と軽くなる。
フックアウト?ラインブレイク?
巻き取ってみると、ラインブレイク。
なんとFGノットの結束部のすっぽ抜け。
人生初のすっぽ抜け。
このタイミングで人生初か…。
おそらく今までの人生の中で、今が一番すっぽ抜けて欲しくなかったタイミング🥺
すっぽ抜けるのなら、さっきのシーバスですっぽ抜けてよ…。
なんてこった。
掛けたのに逃したらどの場合も悔いは残るんだろうけど、結束部のすっぽ抜けという超凡ミスで、貴重なアカメを逃すとは何ともやるせない。
今まで2mのピラルクーでもバラマンディでも問題なかったし、何より根掛かりでも結束部から切れたことは一度もない。
そういったFGノットへの過信が昨日の雑さに繋がったか。
消化しきれない。
ちゃんと結束できていれば、アカメをこの手に出来ていたのか…。
とはいえ、たらればを言っても仕方ない。
この悔しさ、情けなさを晴らす唯一の方法は、今回の遠征中にアカメを釣り上げること。それ以外にない!
アカメは群れでいるらしいし、今が地合かもしれないので、急いで結束し直して、再チャレンジ。
(今回は居着きのだろうから群れじゃないだろうけど、ポジティブシンキングが大切)
やばい、もうだいぶ夜が明けてきた。
慌てて、同じポイントに、同じアクションで、攻めてみるも何もなし。
ルアーもあれこれ変えて、あの手この手で攻めるも何もなし。
その後、何箇所か廻ったが、何事も起きずに午前の部終了…。
夕マズメはオープンエリアでやることに。
昨年もそうだったけど、ボラジャンプがスゴい。すごい数のボラが楽しそうに跳ねている。
ボラがあんなにも楽しそうなので、今はアカメは回遊・捕食していていないんだろうけど、ベイトはしっかり入っているので、夜になればチャンスか。
それにしても、なんかボラって幸せそうだよね…臭い臭いと言われても、そんなの全く気にする素振りも見せずに、みんなで仲良くはしゃいじゃってさ。
アカメを逃したオッサンは気持ちが重く、1ミリも飛び跳ねる気持ちにはなれないよ…。めげないボラを見習いたい。
それにしてもゴミがスゴい。
キャストの度にゴミが掛かる。
有名エリアだけにたくさん人が来る。
みんな同志的な感じになるね。
皆さん、口を揃えてココは釣れないよ、と言う…。
アカメの通り道なので回遊があれば釣れるけど、無ければ釣れない。基本的に釣れる確率は低いよ、とのこと…。
皆さん散々釣れないと言うし、ゴミのこととか総合的に考えて、1時間ほどして河川に移動。
昨日逃した例の河川でベストタイムを迎えることに。
昨日ヒットしたメソッドを繰り返すが、反応がない。
満潮からの下げで、流れも効いている。状況は悪くない。
ルアーを一通りローテして、一周してエアオグルに戻る。
リスクを承知で、できる限り橋脚の奥深くまで流し込む作戦に。
ガン!
待て待て!
違う!これは違うヤツ!
根掛かりだよ!
という脳の指令を待たずに、身体が条件反射的にアワセを入れる。
昨日ヒットしたポイントだけに、逃した悔しさが大きいだけに、身体が過剰に反応してしまった。
ガッツリ掛けてしまったので、回収不能。
諦めて引っ張ることにしたが、PE3号・リーダー60lbなので、まあ切れない。
結束強度は完璧だな😓
そう、いつもは完璧なんですよ…。ただ、あの1回を除いては…。
使用フックはSTX-58(4号)。フックが伸びてくれると良かったのだが…、ラインがバチンッ!と切れたところで、心も折れて納竿。
明日は日中にレンタカーを返却しないといけないので、夜は徒歩圏内しかできない。
今回の遠征もかなり雲行きが怪しくなってきた。
いよいよ追い込まれた…。
最終日(3日目)につづく…。
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