前回の続き。
「地合い到来だ!」
と思い、釣り上げた真鯛を締めた後、キャスト再開。
真鯛で満足しちゃった感もあるので、少しキャストした後、あと3投したら帰ろうと思い、キャスト。
何も無いまま3投終了。あともうちょっとだけ・・・ということで2投追加。
その1投目・・・。
「カチッ、ガチャッ、ブチッ!」と音が聞こえて、ルアーが10~20メートル先に落ちた。
「??」
初めてのことで一瞬何が起きたか分からなかったが、キャストと同時にベールがおりて高切れしてしまった。
「ヒットルアーが・・・。2,000円が・・・。あぁ…。やめときゃ良かった・・・。」
ロッドを見る限り傷は無さそうだけど、「カチッ、ガチャッ、ブチッ!」と3回くらい音がなった気がする。
「カチッ」はベールがおりた音で、「ブチッ」はラインが切れた音。「ガチャッ」は何の音???
ロッドは無傷でありますように・・・。
これで納竿。新島での釣行終了。
いやー、ここからが大変だった。
行きと違って、太陽は昇って日は照り、気温は上昇。片手に3キロの真鯛。荒波の中での釣りで体力消耗。さらに、行きの時のようなワクワク感も無い。
ウェーダーに、ライジャケを着込んだ重装備で1時間歩くのは、(普段全然歩かない)40過ぎのおっさんには本当にキツイ。
何回も何回も休憩するが汗が止まらない。
(もうインナーの着替えもないし、汗臭さでまた船で隣の方々に迷惑を掛けるのか・・・。)
途中、絶壁と海の間隔が狭い場所は落石のリスクがあるので、立ち止まる訳にはいかず、休めない 😥
最後の階段がまた地獄・・・。
命カラガラに車までたどり着く。
「こんな苦労・・・もう二度としたくねぇ・・・。」
釣行の2日後に、新島マリンさんのブログを見ると・・・。
「港」で真鯛釣ってるし・・・; ̄ロ ̄)!!
こんな苦労しなくても、遥々聖地まで来なくても、船下りたその場で真鯛が釣れたのか・・・。
おいおいおい、レンタカーも地獄の歩きもウェーダーもいらないじゃん・・・。
まさかの無駄な苦労・・・。いやいや、苦労はスパイス・・・。
(なんて書いてるけど、それはそれで満足。仮に港でやってても釣れてなかっただろうし。「たられば」より自分の足跡を肯定したい。)
間々下に水道があるので、間々下で片付けして、帰りの準備。
曇って来て、今度は汗が冷えて寒い。あんなに暑かったのに…。
片付けもまあ大変・・・。
新島ストアで氷を買い、全ての帰り支度が完了して、船に乗り込む。
帰りの船は8時間。今朝は4時起きだったし、疲れてるしで、4時間くらい寝れると思いきや、1時間くらいで目が覚めてしまう。
寝れねぇ・・・暇過ぎる・・・。隣の人のイビキが羨ましい・・・。
PM7:45に竹芝到着。
氷と真鯛という荷物も増えたのもあり、肩紐が切れたボストンバッグのせいもあり、移動が心底シンドイ。
PM8:00頃、浜松町駅に到着。
浜松町駅徒歩1分のマンションを眺めながら、以前はあそこに住んでいたので、今もあそこが家だったらな・・・。
そんなこんなでPM9:00に自宅に到着。
これにて本当に遠征終了。
真鯛は鱗も厚く、骨太で、卸すのが不慣れなのもあり、帰宅後もすごく大変だったけど、釣れないことに比べれば、贅沢な苦労だ。
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