釣行初日。
ホテルを6時過ぎに出て、10分ほどでAmazon bkkに到着。
何時から営業しているか不安だったが、到着するとおじちゃんが居たのでひと安心。
おじちゃんとやり取りをすると3,000バーツとのこと。
「いやいや、2,500バーツでしょ」と食い下がるが、英語がほぼ通じないおじちゃんが下記の「From 10th January 2019」を指差して指を3本立ててくる。
No.7に金額の記載があったようけど、赤いテープが貼られている。
3,000バーツに値上がりしたってこと??
なんだかモヤモヤするが、他に選択肢もないので3,000バーツを支払って釣行開始。
追記 正式に3,000バーツに値上がりしたそうです。
池を見ると巨大魚が水面に波紋を立てている。
その波紋が多い奥の方に行って釣行開始。
まずはジャイロギル80から。
GEECRACK ジークラック ジャイロギル ノーマルカラー 80(amazon)
スイベルとフックをかなり強く大きなものに変えていたので、泳ぎがかなり微妙…^^;
10分ほどやって反応なし。
遠くからスタッフの若いにいちゃんが声を掛けて来た。
「おーい、ここからこっちに向けて投げな」と言っている感じ。
指示に従って移動して、ルアーをギリング125(ハイフロート)に変えて再開。
GEECRACK ジークラック ギリング 125 ハイフロート(amazon)
まったく反応がない。
次に、ルアーをバイオベックス ジョイントギル90(シンキング)に変更。
BioVex バイオベックス/ジョイントギル 90 スローシンキング(amazon)
大きなフックに変えているので、足元で泳ぎをチェック。
上記3つのルアーともに下記フックを使用。
シャウト! 231-CS カーブポイント トレブル31 1/0(amazon)
安いルアーなのになまめかしい泳ぎするねと思って、ピックアップすると同時に水面爆発。
針掛かりはしなかったが、爆発音の迫力におっさんドキドキ。
その後、数投するとまたもや足元でバイト。
今度は針掛かり!
トルクフルな走りでドラグ音をジリジリ言わせながらラインが出ていく。
少しして水面に垣間見えたのは本命のピラルクー!
嬉しい!嬉しいんだが、開始1時間も経っていないのに釣れてしまうのも何とも呆気ないなとも思いながらも、それでもドキドキしながら複雑な気持ちでファイト。
池が二つあって間に橋が掛かっているが、その橋を3回ぐぐるほどやり取りをして、いよいよリーダーが見えた。
おじちゃんがタモを構えて水際に立つ。
その気配にビビったのかピラルクーが最後の力で猛烈に走る。
今まで以上に猛烈に走るので、僕も追随しながら移動。
後ろからおじちゃんとにいちゃんが「ストップ!ストップ!」と言うからストップしたら…
ふっ
と軽くなるΣ(゚д゚lll)
この感覚、何度味わっても嫌なものだ。
ブログ情報では、ピラルクーが釣れるのは釣行3回に1回とのこと。
もうバイトはないかもしれない。
「もう釣れてしまうなんて呆気ない」なんて思ってしまった罰か。
今回のバラシの要因は、足元でヒットしたのでアワセが弱かったのか…。
それから30分ほどでまた魚が掛かる。
さっきのピラルクーより明らかに早い。
魚は池の角まで猛烈に走り、そこから動かない。
にいちゃんがそこまで出向き、そこで御用となる。
まだ元気なのにそこでタモ入れしてくるなんてにいちゃんやるね。
にいちゃんに対する信頼度がちょっと上がる。
釣れたのはレッドテールキャットフィッシュだった。
トルクの利いたダッシュが半端なかった。
レッドテールキャットフィッシュは全くヌルヌルしておらず、とても良い肌触りだった。
しかも、水中ではあれだけパワフルなのに、陸では大人しい。良い魚だ。
それからまた30分ほどで、今度はアリゲーターガーが釣れる。
いつかは釣りたいと思っていたので、それなりのサイズのガーが釣れて嬉しい!
抱っこするとヌルヌルしているし、暴れる。
サイズもそれなりだったので暴れられると、こちらもすり傷くらいはできる。
引きは弱いくせに、陸に上ってから暴れやがって…。
ガーの好感度がちょっと下がる。
他のお客さん2名が来場したところで、遂に餌巻きタイム。時間は8:20頃。
すぐにヒット。ヒット直後に赤い尾が見えた。
またレッドテールか…。レッドテールはもういいよ…。
ファイト中も餌巻きは続いている。ピラルクーがばしゃばしゃと捕食しているのを横目に魚とのやり取りを続行。
上がって来た魚を見ると・・・あれ!?全然赤くない。
プラーサワイだった。
ノーマークの魚だったけど、新魚種でこれはこれで嬉しい。
他のお客さんもヒット!
上がって来たのは小型のガー。
餌巻きの余韻が残っているなか、またしてもヒット!
最初の大型のピラルクーより引きは弱いが、ヘッドシェイクをしたので、ピラルクーと確信。
おじちゃんに向かってニンマリして「アラパイマ」と笑顔で告げる。
が、現れたのはガー(´・д・`)ソンナー
ガーのこと、少し嫌いになる。
この時点で8:40。
これから猛烈に暑くなるのに、朝マズメに釣れないと本当にまずい。
危機感が募る。
別のお客さんとしゃべっているとまたすぐにヒット!
今度こそピラルクーか!
また君か…。
ガーのこと、完全に嫌いになる。
なんともスマしたその感じが・・。
ここからは沈黙が続く。
朝マズメも終わり、気温はぐんぐん上昇を続ける。
いろいろなルアーを試してみるが、ここまで暑いと、どの魚も釣れる気がしない。
自分も含め、客3人誰も釣れない。
休憩を挟みながらもう16時。
最後のヒットからもう7時間ヒットがない。
残りあと2時間。
もはや半分諦めモード。
最初のヒットを逃してしまった後悔がどんどん重みを増していく。
暑さにやられて、ルアーを投げてリールを巻くという単純作業を、放心状態でただただ繰り返す。
足元でグイッとされる。
おっ、殺気を消す作戦成功か!
一気にスイッチオン。
アワセを一発。さらにおまけにもう一発。
このパワフル感はピラルクーか!?今度は絶対逃さん!
ちょっと寄ってきたと思ったら、すごいトルクでまた遠くまで行ってしまう。
何度か繰り返した後に水面に金と赤の魚体が見えた。
ピラルクー確定!
緊張が走る。
バレないでくれと願いながら、寄せてはラインを出されてのやり取りを何度も繰り返す。
ドラグを締めたいところだが、ここでラインブレイクさせるとずっと後悔する。
もうそろそろ弱ってもいいんじゃないかいう頃に、
かくっ
と針が外れた感触が…。
「あー、まじか!」と声に出して天を仰ぐ。
またグイッとしてきた。
あれ!?長い尾にラインが絡まったのが外れた感触だったのか。
そんなやり取りを10分ほど続けて、いよいよタモ入れという時に後ろからライターの「カチッ」という音が…。
タモを構える兄ちゃんがこのタイミングでタバコに火を点ける。
今から君の出番という時になぜ…??
咥え煙草のにいちゃんのタモ入れに全てを託す。
「逃がすなよ、逃がさないでくれ!」と祈る。
無事にタモ入れ成功!遂にピラルクー捕獲!嬉しい!
入水して写真を撮ろうとするとピラルクーが暴れて脱走。
やっちまった!と思ったところ、兄ちゃんがキャッチ。
このヘビースモーカーの兄ちゃん、本当に頼りになるねー。
ここで他の二人のお客さんは納竿。
お二方は、結局8~16時の8時間で小さいガー1匹のみだった。
(餌巻きタイム以外で釣りたいというポリシーがお有りのようでした)
とても感じの良い方だった。
あえて連絡先は訊かなかったが、この一期一会感も旅ならでは。
そう思って、これ以降も出会う方々とSNSなどで繋がろうと試みなかったが、せっかく出会ったのだからせめてSNSくらいは繋がっておけば良かったとちょっと後悔。
それが現代のベストな一期一会のあり方なのかもしれない。
やりきった感があるので帰ろうとも思ったが、タイのかわいい女の子が「ファイト!」と応援してくれたので、もう少し続けることに。
またしてもピラルクーがヒット!
もう既に1匹釣っているので、ドラグを少し強める。
それでも何度もラインを出されたが、5分ほどで寄って来た。
今度のタモ入れは頼りにしている兄ちゃんではなく、おじちゃん。
ここまでで6匹釣っているからもう知ってる。
このおじちゃん、タモ入れがあんまり上手でないことを…。
2匹目とはいえ、せっかく掛けたのだから絶対に釣り上げたい。
何度かタモ入れに失敗するものの何とか捕獲成功!
一通り撮影を終えて、さて帰るかと思っていたところ、兄ちゃんに呼ばれる。
「まだ餌が残っているからまたやるよ。ほらキャストして。」的な感じ。
2回ほどバイトがあったが針掛かりせず。
その後もちょっと続けるも18時少し前に納竿。
まあ掛からなくてもいいかなと思って投げていたのでいいんだけど、終わってみればどうせならピラルクー3匹釣っておきたかったとも思う。でも、足るを知るだな。
アマゾンBKKは、釣れる魚も魅力的かつ多彩で、釣れるかどうかの確率も絶妙で、ドライなアットホーム感も非常にバランスが取れている良い釣り場だと思った。
今回のタイ遠征で4ヶ所の釣り場に行ったが、圧倒的にNo.1だった。
→個人的な所感に基づくタイの釣り堀ランキング(未作成)
こうして非常に満足できた初日釣行を終える。
下記も参考にしてください。
今回のタイ遠征に伴い、eldoradoさんのWEBサイトの情報をとても参考にさせて頂きました。
この場を借りて御礼申し上げます。
(本遠征時に、別の場所でお会いしたので直接御礼も言いました)
2019年3月31日 at 8:35 AM
一枚目に写ってる女の子メチャ可愛い。
2019年3月31日 at 10:01 AM
ですよねー^^
感じもとても良かったです。
オーナーさんの娘さんらしいので、amazonBkkに行けば会えるかもです。